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DULTON

DULTON
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おしゃれ系雑貨のDULTONが「おしゃれ系ではない」植木鉢を結構な種類リリースしている事実はあまり知られていないと思う。園芸店や量販店に並ぶことがないし、たまに見かけても使い勝手が悪そうでその割に高い。とディスりつつ7~8鉢使用しているのがこの「COLOR GLAZED POT」。買った理由はシマホでリーズナブルに売っていたからだ。しかも園芸コーナー閉鎖前のバーゲンプライスで。元々このシリーズはSML(3,3.5,4号程度)各10色という商品ラインだが、件の事情で3.5号(M)のクラッシックグリーン(画像の色)とターコイズの二択、しかもターコイズは残り1つ、こういうシチュエーションだったので残り在庫を買い占めた。金は持っていなかったが、シマホはありがたくもTポイントが使えるのである。

COLOR GLAZED POTの「仕様」を見るとテラコッタと書いてある。テラコッタは自分的なイメージでは素焼きだがこれは釉薬がかけてあり、表面に無数のひび割れがあって「陶器的」イメージだ。テラコッタはイタリア語の「焼いた土」なので、素焼きも陶器も全て内包する概念なのだろうが、少なくても日本の園芸界では素焼きのことだ。ここに拘るのはこの鉢がテラコッタ、素焼きほど通気性が良くなく、乾きも遅いからである。この鉢でいくつか植物を枯らせてしまったが、今思えば水のやり過ぎ。羹に懲りて膾を吹く、というが「この鉢では多肉は無理」とばかり物置に数年間しまい込んでいた。水のやり過ぎがいけないのなら水やりのペースを伸ばせば良い、という単純な事実に気が付いて再び日の目を見た次第。
だいたい陶器鉢も素焼鉢も山野草鉢もモスポットも、週に一回きっちり水遣りして良いわけがない。これは完全にハードウェアではなく使用方法というソフトウェアの間違いである。それでも完全な自信があるわけではなく、多少の水分過多に耐えられる硬葉を中心に使用している。とは言え、この十二の巻斑入りと五重の塔なら何の鉢でも育ちそうな気がするけど。

側面は分厚く鉢底穴は小さい。所有している鉢の中でも運用の技術が問われる点ではトップクラスだが、逆に植物との向き合い方を勉強できる鉢だ。向き合わないと私がやらかしたように枯らせてしまう。なかなか難しいのでお勧めはできない。あえてお勧めポイントを探すと、同色の受け皿が付いている点、10色×3サイズあるのでコーディネイトには良いのではないだろうか。

by hangedou | 2022-09-25 17:25 | 植木鉢 | Comments(0)

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